「モグワンとピッコロ、うちの子に合っているのはどっち?」「シニア犬にオススメなのはどっち?」
そんな飼い主さんに向けて、今回はモグワンとピッコロを徹底比較してみました!
原材料や成分はもちろん、コスパも比較してどちらがオススメなのかを調べてみました。ぜひ参考にしてみてください!
モグワンとピッコロの特徴を比較
項目/フード | モグワン | ピッコロ |
製造会社 | 株式会社レティシアン | シンプリー社 |
原産国 | イギリス | イギリス |
対象 | 全犬種・全年齢 | 全犬種・7歳以上のシニア犬 |
価格 | 3960円(1.8kg) 4,356円(税込) |
3960円(1.5kg) |
販売場所 | ネット通販(店頭販売なし) | ネット通販(店頭販売なし) |
最安値 | 公式サイト | 公式サイト |
まずココで注目したいのが、モグワンとピッコロでは“製造・開発”をしている会社が異なるという点です。
どちらも日本の正規販売店は『株式会社レティシアン』となっていますが、開発は異なる会社が行っています。
モグワンは日本の『株式会社レティシアン』が開発しています(製造工場はイギリスのため原産国はイギリス)。
コンセプトは「おうちで作った手作りごはん」で、私たちの食卓に並ぶようなお肉・魚・野菜・フルーツがふんだんに使用されています。
一方のピッコロは、カナガンと同じイギリスの『シンプリー社』が開発したドッグフードです。
このグループ会社は2017年にエリザベス女王から『Queen’s Award for Enterprise 2017』を受賞しています。
この賞はイギリス国内でも優秀な企業に贈られる賞で、イギリスを代表するペットフード製造会社として国のお墨付きをもらったということになります。
大きな差はなし?モグワンとピッコロの原材料を比較
モグワンの原材料
チキン&サーモン56%(チキン生肉21%、生サーモン12%、乾燥チキン12%、乾燥サーモン7%、チキングレイビー2%、サーモンオイル2%)、サツマイモ、エンドウ豆、レンズ豆、ひよこ豆、ビール酵母、アルファルファ、ミネラル類(硫酸第一鉄水和物、硫酸亜鉛一水和物、硫酸マンガン一水和物、硫酸銅(Ⅱ)五水和物、無水ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE)、ココナッツオイル、バナナ、リンゴ、海藻、クランベリー、カボチャ、カモミール、マリーゴールド、セイヨウタンポポ、トマト、ショウガ、アスパラガス、パパイヤ、グルコサミン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、コンドロイチン、乳酸菌
※赤文字…主原料、緑文字…関節サポート成分
主原料にはチキンやサーモンなどのお肉を使用しており、犬が消化しやすい生肉をメインにしています。
さらに100%無添加でグレインフリーと、品質は文句ナシのトップクラスでしょう。
コンセプトにもあるように、野菜やフルーツをこれでもか!というくらい使用していて、限りなく手作り食に近いドッグフードです。
ピッコロの原材料
骨抜きチキン生肉(31%)、骨抜き生サーモン(20%)乾燥チキン(13%)、サツマイモ、ジャガイモ、エンドウ豆、乾燥サーモン(6%)乾燥全卵(2.5%)チキングレイビー(2%)、アルファルファ、ミネラル類(硫酸第一鉄水和物、硫酸亜鉛一水和物、硫酸マンガン一水和物、硫酸銅(II)五水和物、無水ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD)、グルコサミン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、コンドロイチン硫酸、リンゴ、ニンジン、オオバコ、海藻、フラクトオリゴ糖、ホウレンソウ、クランベリー、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、アニスの実、コロハ
※赤文字…主原料、緑文字…関節サポート成分
一方のピッコロもチキンとサーモンの生肉をメインにした、100%無添加&グレインフリーの原材料です。
モグワンと違うのは、シニア用フードということもあり関節サポート成分が豊富に含まれている点です!
関節サポート成分 | モグワン | ピッコロ |
グルコサミン | 数値非公開 | 1780g/kg |
コンドロイチン | 数値非公開 | 1250g/kg |
MSM(メチルスルフォニルメタン) | 数値非公開 | 不明 |
メーカーによると、数値非公開のモグワンよりもピッコロのほうが関節サポート成分は多く含まれるとのことです。
モグワンでも関節サポート成分は摂取することは可能ですが、毎日の食事で十分な量を摂りたい場合はピッコロのほうが良さそうですね。
足腰の弱くなったシニア犬や、今後のケガが心配な超小型犬にはピッコロがオススメです!
大きな違いアリ!モグワンとピッコロの栄養成分を比較
栄養成分 | モグワン | ピッコロ |
粗タンパク質 | 27.00% | 32.00% |
脂質 | 10.00% | 15.00% |
粗繊維 | 3.00% | 3.00% |
粗灰分 | 8.00% | 9.00% |
水分 | 8.00% | 8.00% |
オメガ6 | 1.63% | 2.38% |
オメガ3 | 1.29% | 0.86% |
カロリー | 約363kcal/100g | 約355kcal/100g |
成分表の数字だけをみると、モグワンのほうが脂質・カロリーが低く『低脂肪・低カロリー』となっています。
しかし、ピッコロとの差はそこまで大きくありませんし、ピッコロも高脂肪・高カロリーというわけではないので、そこまで気にする必要はなさそうです。
成分値でモグワンとピッコロが大きく異なるのは、ずばり“タンパク質”と“炭水化物”の量です!
タンパク質が多く栄養があるのは『ピッコロ』
モグワン | ピッコロ | |
タンパク質 | 27.00% | 32.00% |
ピッコロのほうがタンパクの量は多いので、シニア犬の衰えつつある筋肉維持にもつながります。
タンパク質は筋肉を作るために最も重要な栄養素です。
犬も年齢を重ねるにつれて、パピーや成犬のときよりも運動量は減ってしまいます。
シニア犬になるとじっとしていることも多くなります。そうするとどうしても筋肉は落ちてしまいます。
そこでタンパク質の多い食事で補い、筋肉が衰えるのを防ぐんですね!
炭水化物が多く消化しにくいのは『モグワン』
モグワン | ピッコロ | |
炭水化物 | 41.00% | 31.00% |
ピッコロのほうが炭水化物の量は少なく、消化器官に負担をかけないため、よりシニア犬向けといえます。
犬は本来肉食動物なので、カラダのつくりもお肉を消化しやすいようになっています。
逆に、犬は炭水化物や穀物などの消化を苦手とするんですね。
シニア犬になると内臓も衰えてくるので、炭水化物の少ないピッコロのほうがベターだと思います。
モグワンとピッコロの1日の給与量を比較
5kgの犬の場合、モグワンは104~118g、ピッコロは105gとそこまで差はありません。
むしろ、どちらも消化吸収率の高いドッグフードなので、今与えているフードよりも少なくなる家庭が多いと思います。
【モグワンVSピッコロ】価格とコスパを徹底比較!
モグワン | ピッコロ | |
通常価格 | 3960円(1.8kg) (税込4,356円) |
3960円(1.5kg) (税込4,356円) |
1kgあたりの価格 | 税込2,420円 | 税込2,420円 |
1日のコスパ | 244~260円 | 277円 |
最安値 | 3168円(1.8kg)、1760円(1kg) | 3168円(1.5kg)、2112円(1kg) |
※1日のコスパは5kgの犬の場合
※最安値はいずれも公式サイトで定期購入&まとめ買い
モグワンのほうがピッコロよりもコスパは良くなっています。
モグワンは日本の会社が開発しているので、海外の輸入フードのように手数料などのマージンも軽減されるんですね。
「高品質なドッグフードが欲しいけど、できれば安く済ませたい」という方にはモグワンのほうがオススメです!
食べやすさを比較!粒の大きさは?
※写真はモグワンの粒です
モグワンの粒は縦横8㎜の平べったいドーナツ状の粒。ピッコロは縦横9mmの丸っこいドーナツ状の粒。
どちらも犬種を問わず食べやすい大きさと形状になっています。
うちの子にモグワンを食べさせてみたところ、真ん中に穴の開いたドーナツ状なので、簡単に粒が割れて食べやすそうでした!
カリカリと音も鳴るので、いつも以上に美味しそうに食べているように見えましたよ。
まとめ
項目/フード名 | モグワン | ピッコロ |
開発会社 | 株式会社レティシアン | シンプリー社 |
関節サポート成分 | 数値非公開 | シニア向けにたっぷり! |
タンパク質量 | 28.0% | 34.0% |
炭水化物量 | 41.0% | 31.0% |
通常価格 | 3960円(1.8kg) 税込4,356円 |
3960円(1.5kg) 税込4,356円 |
1日のコスパ | 244~260円 | 277円 |
いかがだったでしょうか?どちらがうちの子に合うかは見えてきたでしょうか?
最後に筆者の意見ですが、もしシニア犬を飼われているなら『ピッコロ』をオススメします!
その理由は簡単で、ピッコロのほうがシニア犬に特化した栄養成分になっているからです。
「それでもどっちを選べばいいか分からない」という方は両方とも1袋ずつ買ってしまうという最終手段もあります。
お金は余分にかかりますが、モグワンとピッコロどちらが合っているかはハッキリ分かるはずです!
※定期コースはいつでも解約可能です。