「愛犬のために安全なドッグフードを選ぶんだからっ!」
そう意気込んで、ドッグフードを色々探してみたけど…
ドッグフードの種類が多すぎて、どれを選べばいいか分からない!!
そんな時って、ありますよね。今はフードジプシーなんて言葉もありますし…
※フードジプシー…愛犬のことを思うがあまり、ドッグフード選びから抜け出せなくなる由々しき沼
あらためまして、こんにちは!
現在3歳のマルプーを飼っている「すずめママ」です
さて、今回はフードジプシーに迷い込んだ同志?の皆さんに向けて、ドッグフードを徹底比較したいと思います。
カナガン VS ファインペッツ
どちらも高品質なドッグフードなので、正直迷いますよね。両方与えたいけど、そうはいかないし…
というわけで、今回はどちらがうちの子にピッタリなのかがが分かるように、カナガンとファインペッツを徹底比較してみました!
今回は2人のガイド役も参戦してくれます。
脳内で繰り広げられる「カナガンVSファインペッツ」の戦いに決着をつけましょう!
こんにちは、マルプーのすずめです
すずめパパやで。よろしく!
それではさっそく本編のスタートです!
【比較表】カナガンVSファインペッツの結論
忙しい飼い主さん向けに、カナガンとファインペッツの大きな違いを先にお見せしますね!
項目 | カナガン | ファインペッツ |
主原料 | チキン | 鹿肉 鶏肉 鮭肉 |
タンパク質 | 33.0% | 27.1% |
穀物 | 不使用 | オートミール 大麦 全粒米 |
関節サポート成分 | 多い | 非公表 |
給与量 | 標準 | 少ない |
消化吸収率 | 非公表 | 87%(激高) |
1kgあたりの価格 | 1,980円 | 2,094円 |
お試しサンプル | なし | 1,100円 |
1日のコスパ | 122円 | 81円 |
※1日のコスパは小型犬3kg(成犬)で算出
- チキンのドッグフードに慣れている
- 穀物アレルギー、アレルギー体質
- 足腰が不安なシニア犬、(超)小型犬
- よく食べる子(量を減らすと物足りなさそうな子)
- アレルギー体質・今後のアレルギー対策をしたい
- ウンチを少なくしたい
- 毛並みや毛艶を良くしたい
- 少食の犬、食いつきの落ちたシニア犬
- お試しで食いつきをチェックしたい
結論だけ見せて終わりでは少し乱暴なので、ここから具体的に解説していきますね!
カナガンとファインペッツの原材料を比較
さっそくカナガンとファインペッツの中身を比較していきます!
まずは使用している食材を見比べてみましょう!
項目 | カナガン | ファインペッツ |
肉類 | チキン、乾燥全卵、チキングレイビー | 鹿肉、鶏肉、鮭肉、全卵粉、鶏油 |
野菜 | サツマイモ、エンドウ豆、ジャガイモ、ホウレンソウ、オオバコ、ニンジン、海藻 | グリーンピース、ポテト、パセリ、豆繊維質 |
果物 | リンゴ、クランベリー | リンゴ |
穀物 | なし | オートミール、大麦、全粒米 |
ハーブ | カモミール、マリーゴールド、アルファルファ、セイヨウハッカ、アニスの実、コロハ | ローズマリー、カモマイル、セージ、タイム、コリアンダー |
その他 | コンドロイチン、グルコサミン、MSM、フラクトオリゴ糖、ミネラル、ビタミン | ビール酵母、チコリ抽出物、フラクトオリゴ糖、マンナンオリゴ糖、フラックスシード、昆布、セイヨウカラクサ、セイヨウタンポポ、天草、コンドロイチン、ユッカシジゲラ抽出物 |
主原料とお肉の割合が違う!
原材料の大きな違いは「主原料のお肉とその割合」です。
カナガン | ファインペッツ |
骨抜きチキン生肉 乾燥チキン |
鹿肉・鶏肉・鮭肉 |
51% | 80% |
ずばり、ファインペッツのほうがアレルギー性は低く、お肉の割合も多くなっています。
鹿肉やサーモンはアレルギー性が低いことで知られているよ
犬に鹿肉を与える5つの効果や鹿肉のおすすめ購入場所をまるっとまとめています。鹿肉を与えてみようと考えている人は、最終確認の意味で読んでいただければと思います。
穀物の有無(グレインフリー)
カナガンはグレインフリーなので、穀物アレルギーの子でも食べられます。
ファインペッツの穀物もアレルギー性は低く、消化しやすいように加工されていますが…
残念ながら、穀物アレルギーの子はファインペッツを食べられません。
なお、その他の原材料にそこまで大きな違いはありません。
どちらも私たちの食卓に並ぶような食材ばかりで、素人目に見ても安全だと分かりますよね。
シンプルにお肉の割合やアレルギー性の低さで選ぶなら「ファインペッツ」といったところでしょうか
カナガンとファインペッツの成分を比較
続いて、保証成分値を比較してみましょう。
原材料よりも、むしろ成分に大きな違いが見られましたよ!
成分 | カナガン | ファインペッツ |
粗タンパク質 | 29.0% | 27.1% |
粗脂肪 | 15.0% | 16.0% |
粗灰分 | 9.0% | 8.2% |
粗繊維 | 3.5% | 4.5% |
水分 | 8.5% | 8.0% |
カロリー | 376kcal | 440kcal |
グルコサミン | 1000mg | ー |
コンドロイチン | 700mg | 不明 |
MSM | 1000mg | ー |
タンパク質が豊富なのは「カナガン」
ファインペッツのほうがお肉の割合は高いので、タンパク質も豊富なのかと思いきや!
なんとカナガンのほうがタンパク質は豊富です
タンパク質はいわば、犬の主食。筋肉や被毛もすべてタンパク質から作られます。
高タンパクな食事が合わない子をのぞけば、タンパク質は多いに越したことがない栄養素なんです!
出典:環境省ホームページ
【豆知識】犬はヒトのおよその2倍のタンパク質を必要とするんだよ!
関節サポート成分も「カナガン」のほうが多い
ファインペッツにもコンドロイチンが含まれていますが、使用量は明記されていません。
一方のカナガンはしっかり明記されています
単にカナガンはファインペッツよりも関節サポート成分が豊富…というだけではありません!
実際に調べてみたところ、カナガンの関節サポート成分はファインペッツ以外のドッグフードと比べてもケタ違いに多いんです。
フード名 | グルコサミン | コンドロイチン |
サイエンスダイエット | 554mg | 888mg |
ナチュラルハーベスト | 550mg | 440mg |
カナガン | 1000mg | 700mg |
カナガンならコレだけの量の関節サポート成分を毎日のドッグフードから摂れちゃうんですね。
これならサプリメントを与える必要もなさそうやなぁ
足腰の弱いシニア犬・ケガが心配な小型犬にとって、カナガンの豊富な関節サポート成分は頼もしい味方となります!
カロリーは参考程度に見ておこう
カナガン | ファインペッツ |
376kcal | 440kcal |
100gあたりのカロリーに結構な差がありますが…
実際の摂取カロリーにはドッグフードごとの消化吸収率が大きく関係してくるので、あくまで参考程度にしておくのが良いと思います。
例えば、ファインペッツは消化吸収率の高さから、どうしても100gあたりのカロリー表示は大きくなります。
しかし、そのぶん給餌量は少なく設定されているので、1日の摂取カロリーはそこまで高くなかったりするんですね。
カナガンもファインペッツも高タンパクですが、べらぼうにカロリーが高いわけではありません。
むしろ、筋肉質な引き締まった体型になると思っておくのがおすすめ!
まとめると、タンパク質の多さや関節サポート成分を重視するなら、カナガンがおすすめです。
なんかファインペッツに良いところなくな~い?
いやいや、ファインペッツは消化吸収率がすごいんやで
ファインペッツの消化吸収率87%はどれほどスゴイのか?
なんだか余計に迷わせてしまうようで申し訳ありませんが、ファインペッツの消化吸収率87%というのはかなりスゴイ数字なんです…!
そもそも多くのドッグフードは消化吸収率を公表しません。なぜなら、そこまでアピールするほどの数字じゃないから。
ファインペッツ側でも公表されていますが、消化吸収率87%というのは一般的なプレミアムドッグフードの2倍近くになるそうです
消化吸収率が高いということは、それだけ食べた分が栄養になるということ。
ウンチの量も少なくなるし、毛先まで栄養が行き渡り、毛並みの改善などにも期待できるんです。
カナガンの消化吸収率が低いというわけではありませんが、胃腸の弱い子や栄養不足が心配な犬にはファインペッツが合っていると思いますよ!
カナガンとファインペッツの1日の給与量を比較
続いて、1日の給餌量を比較してみましょう。消化吸収率の違いから、1日に与える量にも大きな違いがあるので要チェックです!
体重(成犬) | カナガン | ファインペッツ |
3kg | 35~80g | 30~36g |
5kg | 75~120g | 50~60g |
10kg | 90~190g | 100~120g |
15kg | 110~240g | 150~180g |
ご覧のように、消化吸収率の高いファインペッツの給餌量はかなり少なめに設定されています。
今までと同じ量を与えると、容易くカロリーオーバーになりそうですね…。
ハッキリ言って大食いの犬には不向きですが、少食の子や食欲の落ちたシニア犬には嬉しいポイントかなと!
(無理にたくさん食べさせなくていい)
「ファインペッツの切り替えが大変だった…」という声もあるので、切り替えはゆっくり時間をかけて行いましょう
一方のカナガンも1粒1粒の栄養価が高いため、一般的なフードよりは給餌量も少なめに設定されています。
ただ、切り替えに手こずるような量ではないので、気にしなくてOKですね。
カナガンとファインペッツの価格やコスパを比較
最後に、カナガンとファインペッツの値段を比較します!
やっぱり「できるだけ安いほうがいい」というのも飼い主の本音ですよね
項目 | カナガン | ファインペッツ |
通常価格 | 4,356円 (2kg) |
3、457円 (1.5kg) |
1kgあたり | 2,178円 | 2,304円 |
定期 | 1袋10%OFF 2袋15%OFF 6袋20%OFF |
1~9回目 (210円OFF) 10~19回目 (10%OFF) 20回目 (20%OFF) |
送料 | 全国一律640円 定期3袋以上で無料 |
別途必要 定期2袋以上で無料 |
お試し | なし | 1100円 (1.5kg) |
1日のコスパ | 122円 | 81円 |
※1日のコスパは小型犬3kg(成犬)で計算
比較した結果をまとめますと、
- 1kgあたりの価格はカナガンが118円ほど安い
- 1日のコスパはファインペッツが40円以上も安い
- リピート割引でどちらも300~400円ほど安くなる
という結果になっています。
え!どっちも1日あたり100円前後で済むの?
意外と知られていないけど、定期コースを使えばグッと値段は下がるんやで!
どちらも高級ドッグフードとして名前がよく挙げられますが、1日のコスパはせいぜい122円と81円です(小型犬3kg)。
お試しセットがある分、若干ファインペッツのほうが試しやすい気もしますが、実際の値段はそこまで変わりません!
カナガンとファインペッツ、結局どっちがおすすめ?
というわけで、ここまでカナガンとファインペッツの違いをざっと紹介しましたが…どうでしょうか??
もう一度、それぞれの特徴や「こんな犬におすすめ」といった基準をまとめます。
ぜひご自身のワンちゃんに合ったほうを選んでみてください!
カナガンはこんなドッグフードでした
- チキン51%
- グレインフリー
- タンパク質が豊富(33%)
- 関節サポート成分もケタ違い!
- 給与量も標準
というわけで、カナガンはこんな子におすすめ!
- チキンのドッグフードに慣れている
- 穀物アレルギー・アレルギー体質
- 足腰が不安なシニア犬・(超)小型犬
- よく食べる子(量を減らすと物足りなさそうな子)
ファインペッツはこんなドッグフードでした
- 鹿肉・鶏肉・鮭肉が80%
- 消化吸収率87%
- 1日の給与量は少なめ
- お試しセットあり
- 1日のコスパは激高
ファインペッツはこんな子におすすめ!
- アレルギー体質・今後のアレルギー対策をしたい
- ウンチを少なくしたい
- 毛並みや毛艶を良くしたい
- 少食の犬・食いつきの落ちたシニア犬
- お試しで食いつきをチェックしたい
カナガンとファインペッツの最安値|できるだけ安く買おう
カナガンとファインペッツの最安値はともに公式サイトです
カナガンはAmazonでも取り扱いがありますが、送料が含まれていたり、定期割引なども利用できないので、公式サイトのほうが断然お得です。
また、ファインペッツはAmazonでも取り扱われておらず、公式サイトのみの販売となっています。
いずれも楽天などその他の通販サイトでも販売されておらず、ペットショップなどでの店頭販売もありません
⇒カナガン公式サイトはコチラ
⇒ファインペッツ公式サイトはコチラ
カナガンとファインペッツのエピソード
最後に、カナガンとファインペッツのちょっとしたエピソードや裏話を書かせていただきます!
何かの気づきになれば幸いです
カナガンのエピソード
カナガンといえば、やはり“グレインフリー”へのこだわりの強さです。
今でこそグレインフリーの製品も増えましたが、カナガンは販売当初からグレインフリーの大切さを唱えているんです!
はいはーい!グレインフリーってなにが良いの?
元より犬は穀物の消化を得意としない肉食動物です。消化器官も短く、穀物の炭水化物を分解するアミラーゼも唾液中にほとんど持ち合わせていません。
消化器官にも負担をかけ、アレルギーの原因にもなる穀物を使わないだけで、多くのトラブルを防ぐことができるというわけですね。
グレインフリードッグフードの特徴やメリットデメリットを完全初心者さん向けにまとめています。流行りのグレインフリードッグフードを与えてみたいけど、その効果や良さがイマイチ分からないという方は必見です。
そして、カナガンはそんじょそこらのグレインフリー製品とは違います。
特に、カナガン開発者のエディさんのエピソードがすごく面白い!
カナガンを開発したエディさん。元々は大手ドッグフードメーカーに勤務していたそうですが…
経営状況からコスト削減を強いられ、自分が思う「高品質なドッグフード」を作れなくなったことで独立したそうです。
独立をきっかけに世界中を飛び回り、そこでたどり着いたのが、当時はまだ珍しかった「グレインフリー」でした。
そしてなんと…エディさんご本人がグレインフリーの生活を送っているそうなんです!
ジョ、ジョコビッチ…!!
エディさんだよ!目を覚ませ!
エディさんいわく、グレインフリー生活を始めてからは余計な脂肪が落ち、それまで以上に元気に過ごせているんだそうです。
つまるところ、カナガン開発者はグレインフリーのプロ中のプロ。
ただ単にひょいっと穀物を抜いただけのドッグフードとは、使っている食材なども違うはずです。
ファインペッツのエピソード
ファインペッツですが…ご存知の通り、尖ったメーカーさんですよね(良い意味で)
『本気で愛犬の健康を考える方だけに手に取ってほしい』
公式サイトの1番目立つところにこう書かれていると、初見さんは驚きますよね(私も最初は驚きました)
ただ、ファインペッツがいかにドッグフードと真面目に向き合っているかは、公式サイトはもとより原材料を見れば分かります
希少性の高い、低アレルギー食材(鹿肉・鶏肉・鮭肉)がフード全体の80%を占める。
消化吸収率87%という数字も異常で、とにかく食べたら食べた分だけ栄養になる。
株式会社エヴリワンズが「20年かけて作った世界最高品質のドッグフード」と力説するのも納得でございますね。
公式サイトに寄せられたサンクスメールにも近い500件の口コミ、これぞファインペッツの真骨頂やで!
というわけで、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
少しでもドッグフード選びのお役に立てたのなら幸いです!
どうかあなたのワンちゃんも元気で健康に過ごせますように。
最後までありがとう!あたしも健康に歳をとるぞー!
ワシは髪の毛が欲しい…あの頃に戻りたい!
購入前に知っておきたいカナガンドッグフードのデメリットや注意点をご紹介。1日のコスパや原材料の安全性など、ペットフード業界9年目の筆者が分かりやすく解説しています。
ファインペッツを実際に与えたリアルな感想やレビューをまとめています。買った人にしか分からない使用感やデメリットなども本音でご紹介。購入を迷っている方の参考になれば幸いです。