ドッグフードの種類、多すぎますよね…
1860年頃にはたった1種類の犬用ビスケットから始まったドッグフードも、今では多くのメーカーからさまざまな商品が販売されています。
正直、どれを選べばいいか分からへんよな
うんうん、種類が多すぎる
特に私たち飼い主の頭を悩ませるのが、犬種別ドッグフードと全犬種対応ドッグフードの2択問題です。
トイプードル用もあれば、小型犬用もあるし、全犬種対応のドッグフードもある。困りますよね…。
こうしてラインナップが幅広いからこそ、正しい知識を身につけて、愛犬に合ったドッグフードを選ぶことが大切だと思うわけです。
犬種別ドッグフードとは
犬種別ドッグフードとは、犬種ごとの特徴や起こりやすいトラブルに配慮されて作られたドッグフードです。
- トイプードルなら毛並みや毛艶をケアする成分
- チワワなら足腰をケアする関節サポート成分
など、犬種ごとに合った原材料や成分が配合されています。
犬種別ドッグフードは、犬種ごとに必要とする成分が異なるという考えのもと作られてるんやな
全犬種対応ドッグフードとは
全犬種対応ドッグフードは、どんな犬種でもしっかり栄養が摂れるように配慮されているドッグフードです。
一般的には全犬種対応ドッグフードのなかでも小粒・大粒と分かれているので、食べやすさが問題になることはありません。
全犬種タイプは、トイプードルもチワワも野生の頃は同じものを食べていた(必要とする栄養素は同じ)という考えのもと作られてるんやな
【新事実が発覚】犬種別専用のドッグフードは必要ない?
結局のところ、犬種別と全犬種対応どっちがいいの?というお話ですが…
個人的には“絶対に全犬種対応ドッグフードがおすすめ”です。
その理由を紹介していくけど、見たらビックリするで?
犬種別ドッグフードは販売戦略のひとつ
昔は全犬種対応のドッグフードだけしかなく、犬種別に分かれ始めたのはここ数十年の話。
そもそもトイプードル専用やチワワ専用のように分けたのは、シンプルにドッグフードの売り上げが伸びるからだそうです。
特に日本人は○○専用・○○向けという言葉に弱いみたいです…
トイプードル用とチワワ用の中身がほぼ一緒だった…
メーカーの販売戦略に乗ってしまうのも、いち飼い主としてはなんだか悔しいのですが…
100歩ゆずって、犬種ごとにちゃんと原材料を変えてドッグフードを作ってくれるなら別に良いんです。
ところが、有名どころのドッグフードを調べてみたところ、トイプードル用とチワワ用の中身がほぼ一緒だったんです…
名前は伏せるけど、愛犬想いの飼い主さんにはぜひ知ってほしいねん…この事実を!
チキンミール、とうもろこし、さとうもろこし、チキンエキス、米、コーングルテン、鶏脂、シュガービートパルプ、家禽類、サンフラワーオイル、フラクトオリゴ糖、トマトパウダー、マリーゴールド、ブルーベリーパウダー、ラクトフェリン、マリンコラーゲン、STPP(トリポリリン酸塩)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸)、ミネラル類(亜鉛、カリウム、カルシウム、クロライド、セレン、鉄、銅、ナトリウム、ヨウ素、リン)、アミノ酸(タウリン)、酸化防止剤(BHA、BHT、クエン酸、ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)
チキンミール、とうもろこし、さとうもろこし、チキンエキス、米、コーングルテン、鶏脂、シュガービートパルプ、家禽類、サンフラワーオイル、フラクトオリゴ糖、トマトパウダー、マリーゴールド、緑イ貝粉末、低ラクトース乳清、マリンコラーゲン、初乳、STPP(トリポリリン酸塩)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸)、ミネラル類(亜鉛、カリウム、カルシウム、クロライド、セレン、鉄、銅、ナトリウム、ヨウ素、リン)、アミノ酸(タウリン)、酸化防止剤(BHA、BHT、クエン酸、ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)
緑色のマーカー部分がトイプードル用とチワワ用で共通する原材料です。
いやいや、ほぼ一緒やん!
これで本当に“犬種ごとに必要な栄養素を配合している”といえるのでしょうか…
それなら下手な販売戦略に走らずに、健康を第一に考えて作られている全犬種対応フードのほうが良くない?と思うわけです。
人気ドッグフードを調べてみても、その多くは全犬種対応のドッグフードです
大切なのは自分の目で原材料を判断すること
犬種別のドッグフードすべてが悪いわけではありません。また、全犬種対応のドッグフードがすべて良いわけでもありません。
結局のところ、飼い主である私たちが自分の目で原材料を見て判断していくしかないんですよね。
- 栄養価(おもにたんぱく質)は十分か?
- 今の愛犬にとって適切なカロリーか?
- 添加物の有無 など
ドッグフードの良し悪しは、原材料を見ればある程度見抜けます。
特にドッグフードは安かろう悪かろうの傾向が強いので、価格というのも1つの目安になるでしょう。
世界的には全犬種タイプが当たり前?
少し世界に目を向けてみると、ドッグフード・アナリシスやホール・ドッグ・ジャーナルなどで評価されているドッグフードはいずれも全犬種対応のドッグフードです。
また、犬種別ドッグフードが出回っている日本国内ですが、日本ではドッグフードは食品ではなく雑貨類であることも見逃せません。
要するに、日本はドッグフードにおいては遅れてるっちゅうわけや
ドッグフードが食品として扱われるペット先進国にならうなら、全犬種対応のドッグフードがおすすめということになります。
最低ランクをつけられた日本のドッグフード
前述のドッグフード・アナリシスは、世界的にも権威あるドッグフード評価サイトです。
おもにアメリカで販売されているドッグフードが対象ですが、日本で販売されているドッグフードもいくつか評価されています。
出典:http://www.dogfoodanalysis.com/
広告媒体を介さないドッグフード・アナリシスに利害関係は一切なく、
- 最高ランクが☆☆☆☆☆5.0
- 最低ランクが☆1.0
のようにドッグフードが格付けされています。
というわけで、日本で販売されている☆1のドッグフードをピックアップしてみたで!
- ビルジャック
- ユーカヌバ
- サイエンスダイエット
- ペディグリー
- プロプラン
- ピュリナ
- ロイヤルカナン など
名だたるドッグフードも含まれていますが…原材料をしっかり見てもらえば納得だと思います。
いずれのドッグフードにも、粗悪な原材料や不必要な添加物として知られる原材料が記載されています。
また、最低ランクを獲得したこれらのドッグフードは、いずれも犬種別ドッグフードを幅広く展開しているということは言っておきます。
犬種別と全犬種タイプ、迷ったら全犬種対応のドッグフードがおすすめやで!
当たりはずれの多いドッグフード業界だけど、全犬種対応のドッグフードのほうがハズレは少ないよ
ちなみに有名どころでいうと、オリジン(orijen) が最高ランクの☆5.0をさらに超える☆6.0を獲得しています。
ドッグフードの種類が多すぎて、どれを選べばいいか分からないという人に向けて、失敗しないドッグフードの選び方をまとめています。今さら聞けないドッグフードの違いや選ぶ際のポイント、おすすめドッグフード10選も合わせてご紹介します。